日本にカジノ場を作るときの条件

2016年あたりから、日本でカジノ場ができるのではないかとの話で盛り上がりました。
実は2010年ぐらいからそのような話はありましたが、正式に世の中に広まったのは2016年以降になります。

 

アメリカのラスベガスと中国のマカオの違い

日本の場合、アメリカのラスベガスの形式ではなくマカオのような形式を採用することが予定されています。
そもそもアメリカのラスベガスと中国のマカオの違いは、どちらもIR施設には違いありませんがその規模がずいぶん異なります。
アメリカのラスベガスの規模はある程度大きいものの、様々な施設と連携されているわけではありません。
あくまでカジノがメインとなっておりそれ以外にいくつかショッピングができるところやホテルなどがある程度です。
一方で、後から出来たマカオ方は総合IR施設と言われています。
つまり、賭け事ができる場所だけでなくホテルなども多い上にショッピングモールまで併設されています。
そこで何日間も滞在することができるような施設を作っているわけです。

カジノ入門 特徴、服装、両替 | マカオナビ

 

日本がマカオ方を採用する理由

両者の売り上げを比較しても、マカオ方のほうがはるかに売り上げが高くなっているのが特徴でしょう。
日本ではマカオ方を採用する理由はいくつかありますが、そのうちの1つはGDPを増加させることです。
現在の日本を見ると、GDPはそこまで極端に下がったわけでは無いもののこれからの伸びしろを考えればやはりGDPを上げておきたいところです。
そのためにIR施設を作るとわけですが、実は2020年の段階では雲行きが怪しくなっている傾向にあります。
東京オリンピックが開かれる流れでIR施設ができれば、海外からの観光客にも恵まれもしかしたらそこで人気爆発の恐れもありました。
しかし、2020年に東京オリンピックが行われないだけでなく、延期した翌年に開催される可能性も低くなっています。
2020年の8月に総理大臣が辞職したことも今後IR施設が完成する可能性が低いことを表しています。

 

カジノ場オープンに最適な場所とは?

このような問題点がある一方で、もしオープンする場合には一体どこにオープンしたら良いのでしょうか。
この時考えられるのは、交通の便の良い所です。
もともと日本人に遊んでもらうためにこのような施設を作るわけではなく、どちらかと言えば海外の大富豪に来てもらいそこでその施設に滞在してもらうわけです。
世界中に存在している大富豪は、世界の98%のお金を持っていると言われているため、その人たちが日本に来日して家事の場で遊んでくれればそれだけで大きな利益になる可能性が高いです。

 

つきまとうマネーロンダリング問題

ただ現実には、いくつか問題があります。
いくらIR施設をオープンするといってもマネーロンダリングができるかどうかも重要になってくるところです。
実際に海外のIR施設では、マネーロンダリングが頻繁に行われています。
もし、マネーロンダリングが行われないようなIR施設を作ったとしても、大富豪が来るとは限りません。
このように考えれば、法律をどのように整備していくかも大事になるところです。

 

施設を経営するためには十分なお金が必要

一般人の予想としては、そこまでしてIR施設をオープンする可能性は低いと言われていますが、現実はどのようになるかわからないところです。
施設を経営するためには、十分なお金が必要になります。
この点に関しては国の税金を使って建物を建築し維持しようと考えているわけではありません。
大企業がIR施設を運営することになります。
国の税金が使われることがない以上は、国民は施設の建設に対して反対する必要がないと思われます。
ただ、どこの企業が落札するかはとても重要な問題と言えるでしょう。
なぜなら、その企業が外国の企業ならば日本のGDPを増やすことにはつながらないからです。

 

まとめ

そうだとすれば、日本の企業が参入する必要があります。
しかし問題は、現在のところIR施設の経営に積極的な日本の企業は見当たりません。